NOISEKINGバイヤーが選ぶ、2008年ベスト5作品
2008.12.31
毎年この時期になると、その年リリースされた莫大なグラフィティアート作品の「NOISEKINGバイヤー的ベスト10」を紹介したいところですが(本当は時間があればベスト50くらいまで)毎年年末は多忙を極め、実現したことがありません。
実は2007年も「NOISEKINGバイヤーが選ぶグラフィティアート」を企画、ストアメールで告知していましたが、実現せずに時は過ぎ去っていきました(笑)
今年こそは、と「NOISEKINGバイヤーが選ぶ、ベスト5」に縮小しましたが、今年2008年、NOISEKINGで紹介&販売してきたグラフィティアート作品の総括の意味も込めまして、ベスト5までリストアップしました。
【お断り】
今年1年間に世界中で制作された、グラフィティアート作品を対象にすると選定作業に何日も要してしまうため、今回はNOISEKINGに入荷した作品に限らせていただきました。
選定作業はとても楽しいので、いつかの年末には世界中でリリースされた全作品の中からリストアップしたいと思っています。もちろん、ベスト50ぐらいまでは。
〜 NOISEKING バイヤーが選ぶ、2008 ベスト5 作品
1位 Ian Millard「Organic Tomato Soup」
作品のもつメッセージがずば抜けていて、「ウォーホルへの21世紀のポップアートシーンからの代表答弁の風格さえ感じます。」と僕の中での最大級の賛辞を送りましたが、正直セールスには結びつかず、改めて深い作品をお客様に伝える難しさと、己の力量不足を感じるほろ苦い思い出が残る作品となりました。
制作風景
https://www.noiseking.com/ianmillard/
2位 Rene Gagnon 「Always in Season #1」
凄くわかり易いイメージ(デザイン)で Ian Millard : Organic Tomato Soupと対照的にセールスも非常に好調だった作品です。
https://www.noiseking.com/renegagnon/
5位 WRONGWROKS「American Idol? Huge Edition Fu*k Up」
WRONGWROKSが常々僕に語っていた「ミスプリントに潜む芸術性」を聞く度に???と正直理解できずにいましたが、この作品を観てその意味がやっと理解できました。
https://www.noiseking.com/wrongwroks/
番外編 KEA「Ape」
非常に高いステンシル技術と、日本人受けすること間違いない作風に僕が惚れ込み、2008年下半期のNOISEKINGの一押しアーティストに考えていました。
しかし、KEAのお母さんが病に倒れたことからアーティスト活動を一時休止したいとの意向を受け、残念ながら今年中の入荷が適いませんでした。
来年はお母さんの回復、アーティスト活動の再開を願います。
2008年前半はBANKSYの続伸,Nick Walkerの大ブレイク、マーケット拡大により多くの若手アーティストの台頭など、グラフィティアート20年余りの歴史の中で最大の盛り上がりを見せました。しかし、夏以降の世界的な経済危機の余波はグラフィティアート界にも無縁ではなく、前半の盛り上がりが嘘のように、後半は失速しました。
NOISEKINGでは不況とは言え、アートを愛する人たちが「買い控え」できるはずもなく、その衝動が若手を中心とした、価格の手頃なアーティストの作品に集まり、売れ行きが非常に好調でした。
「不況時こそアートの買い時」という鉄則があります。
2009年は売り手にキツく、買い手に有利な状況が暫く続きそうです。
実は2007年も「NOISEKINGバイヤーが選ぶグラフィティアート」を企画、ストアメールで告知していましたが、実現せずに時は過ぎ去っていきました(笑)
今年こそは、と「NOISEKINGバイヤーが選ぶ、ベスト5」に縮小しましたが、今年2008年、NOISEKINGで紹介&販売してきたグラフィティアート作品の総括の意味も込めまして、ベスト5までリストアップしました。
【お断り】
今年1年間に世界中で制作された、グラフィティアート作品を対象にすると選定作業に何日も要してしまうため、今回はNOISEKINGに入荷した作品に限らせていただきました。
選定作業はとても楽しいので、いつかの年末には世界中でリリースされた全作品の中からリストアップしたいと思っています。もちろん、ベスト50ぐらいまでは。
〜 NOISEKING バイヤーが選ぶ、2008 ベスト5 作品
1位 Ian Millard「Organic Tomato Soup」
作品のもつメッセージがずば抜けていて、「ウォーホルへの21世紀のポップアートシーンからの代表答弁の風格さえ感じます。」と僕の中での最大級の賛辞を送りましたが、正直セールスには結びつかず、改めて深い作品をお客様に伝える難しさと、己の力量不足を感じるほろ苦い思い出が残る作品となりました。
制作風景
https://www.noiseking.com/ianmillard/
2位 Rene Gagnon 「Always in Season #1」
イメージ(デザイン)が良く、作品の持つメッセージも強く傑作のお手本のような作品です。
https://www.noiseking.com/renegagnon/
3位 MADBUNNY「The End of OVERDOZE HOLIC」
クオリティ的には今年、ナンバー1の作品と言えるでしょう。
この作品のリリース後、MADBUNNYの他の作品も注目され、売れ行きが伸びました。
https://www.noiseking.com/madbunny/
4位 Rene Gagnon「Campbells Graffiti Soup」
https://www.noiseking.com/renegagnon/
3位 MADBUNNY「The End of OVERDOZE HOLIC」
クオリティ的には今年、ナンバー1の作品と言えるでしょう。
この作品のリリース後、MADBUNNYの他の作品も注目され、売れ行きが伸びました。
https://www.noiseking.com/madbunny/
4位 Rene Gagnon「Campbells Graffiti Soup」
凄くわかり易いイメージ(デザイン)で Ian Millard : Organic Tomato Soupと対照的にセールスも非常に好調だった作品です。
https://www.noiseking.com/renegagnon/
5位 WRONGWROKS「American Idol? Huge Edition Fu*k Up」
WRONGWROKSが常々僕に語っていた「ミスプリントに潜む芸術性」を聞く度に???と正直理解できずにいましたが、この作品を観てその意味がやっと理解できました。
https://www.noiseking.com/wrongwroks/
番外編 KEA「Ape」
非常に高いステンシル技術と、日本人受けすること間違いない作風に僕が惚れ込み、2008年下半期のNOISEKINGの一押しアーティストに考えていました。
しかし、KEAのお母さんが病に倒れたことからアーティスト活動を一時休止したいとの意向を受け、残念ながら今年中の入荷が適いませんでした。
来年はお母さんの回復、アーティスト活動の再開を願います。
2008年前半はBANKSYの続伸,Nick Walkerの大ブレイク、マーケット拡大により多くの若手アーティストの台頭など、グラフィティアート20年余りの歴史の中で最大の盛り上がりを見せました。しかし、夏以降の世界的な経済危機の余波はグラフィティアート界にも無縁ではなく、前半の盛り上がりが嘘のように、後半は失速しました。
NOISEKINGでは不況とは言え、アートを愛する人たちが「買い控え」できるはずもなく、その衝動が若手を中心とした、価格の手頃なアーティストの作品に集まり、売れ行きが非常に好調でした。
「不況時こそアートの買い時」という鉄則があります。
2009年は売り手にキツく、買い手に有利な状況が暫く続きそうです。