自他ともに認めるフェミニストの私ですが、近日取扱いを新たに開始するロシアの女性アーティスト "Lora Zombie / ロラ・ゾンビ"の取扱いを決めた時、不覚にも今までNOISEKINGでは女性アーティストの作品取り扱いがなかったことに初めて気付きました。

グラフィティアート、アーバンアートは男社会なんですね。

Lora Zombieは近年経済発展の著しいロシアに置ける人口第２位の都市サンクトペテルブルグ（ソ連時代の名称はレニングラード）に在住です。
欧米の消費文化と生まれ育ったロシアのアイデンティティが複合された作品達を深く細部まで鑑賞すると「女性の視点」という点を差し引いても世界のストリートアートを牽引している欧米のアートシーンのみならず、シーンに多大なる影響を受けている日本やアジアのアートシーンにも見当たらない独自のテイストを持っていることに改めて気付かされます。

彼女の作品の特徴でもあるシャバシャバした感じは（従来のグラフィティアートのスプレーを使ったドリップに比べ透明感と儚さがあります）今後日本でジャバジャバ系などと称され、浸透して行くような予感がします。

今回入荷するのはすべて２万円以内で購入できるジグレー印刷のエディション作品ですが日本での反応が良ければハンドペイントのオリジナル作品もどんどん取扱って行きたいと思っています。