近日 PITS Flutter of Marilyn 2011年版が登場
2011.10.15
すでにSOLD OUTになった作品に対して、再入荷のご質問をよくいただきます。
すべてのエディション(限定数)をNOISEKINGだけで売り切っている作品は、ご希望にお応えできず心苦しいですが再入荷の可能性はほとんどございません。
手に入らないと思えば余計に欲しくなるのは古今東西、人間の本質的な欲求だと思います。
それ故にアートマーケットにはセカンダリー市場、ギャラリーなる一般人には理解いただけないであろうものが普通に存在しています。
この1年ほどで頂いた再入荷のご要望の中で、数とお客様の熱意の両方を合わせて考慮したランキング(実際そんなランキングはありませんが)で、間違い無くベスト3に入っている中の1つがPITSのデビュー作品「Flutter of Marilyn」です。
この作品は昨年の秋冬にNOISEKING主催で全国6会場で開催したアート展「vs WARHOL」の開催直前に完成しました。実はこのアート展開催の1ヶ月前程に偶然、PITS本人から売り込みのメールを貰っていて、送って来た作品はステンシルの技術が非常に高く、全くのノーマークだったので驚きましたが正直、NOISEKINGで取り扱うにはまだ何か足りないなあと思っていました。
そんな中、レギュラー陣の作品の製作の遅れで展示作品が少し足りない可能性が出て来ました。
その時に僕の頭の中にPITSの精密なステンシル作品が浮かんで来て、すぐに製作のオファーを出しました。その時、作って見せて来たのがこの「Flutter of Marilyn」でした。
価格が安かったとはいえ、発売後、即完売で怪我の4番打者の代わり代打で出て来たルーキーがさよならホームランを打ったような物だと自分の采配を自画自賛したのを1年経った今でも鮮明に覚えています。
お客様達からのご要望にお応えしたく、「Flutter of Marilyn」をマイナーチェンジした2011年版を
製作して欲しいとPITSに伝えて約半年、要約、OKを出して貰いました。
もちろん出すからには今年1年のアーティストとしての進化を2011年版では見せてくれると思います。近日中にご注文の受付を開始いたします。
時計の針を戻したくないアーティストのストイックな姿勢には共感できる、しかし、お客様達の切実なご要望には応えしたい。
すべて自己責任で自分の思うままに自由にやりたいと思い、どこにも属さずインディペンデントにずっとやって来たのに、この半年、アーティストとお客様の板挟みで中間管理職みたいになってしまっていました(笑)
PITS
https://www.noiseking.com/PITS/