28色のシルクスクリーンとマーティン・ワトソン自身によるスプレーペイントで仕上げられた最新作 “ Zero Tolerance “ が入荷します。
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マーティン・ワトソン (Martin Whatson) 「Zero Tolerance」作品販売ページへ
シルクスクリーンは1回に1色しか刷れませんので、28色使いと言う事は28回もの印刷行程が繰り返されていて1色、刷り終えるとインクを乾かす時間が必要になりますので、この作品に2〜3週間の時間が費やされたと想像できます。
最近のグラフィティアートのエディション作品にも製作が楽なジグレープリントを用いることが主流になりつつありますが、マーティン・ワトソンのカラフルなタギングをパキッとした感じで再現するにはジグレープリントでは無理なんですよね。
実際、作品を手にとってシルクスクリーンじゃなきゃダメだって所を確認していただきたいです。
油絵を複数枚、再現したり、グラデーション、ぼやかした様な表現、写実的な表現などにはシルクスクリーンよりジグレープリントの方が向いています。
再現したい絵の特質によってシルクスクリーンとジグレープリントを上手く使い分けると良いのですが、最近はコストの問題だけで何でもジグレープリントを用いるアーティストもいるので注意が必要ですね。
印刷手法でまったく作品の仕上がりが変わりますので、シルクスクリーンとジグレーの使い分けは一流と二流を見分ける試金石にしても良いと思います。
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