このポスターをコレクション人生の
終着駅にしている人、多いですよね。
大袈裟でなく。

この業界に入ってから十数年、僕もこれを仕入れるまでは
絶対やめることはできない、とずっと心の中で熱いものを
滾（たぎ）らせてきました。

（僕は店を辞めることができない。コレクターは死ねない。
やはりコレクターの情熱には到底敵いません。）

わずかな情報すら掴めず、雪男やネッシーを
探すような感覚になった時もあります。

1976年のシルクスクリーンで印刷された
オリジナルポスターは数が極めて少なく、
一説には印刷されたのは６枚だけとも言われています。

なので、40年近くが経過している今、
市場に出回ることはほとんどありません。

この10年あまりで１回だけ、イギリスのギャラリーが
所有しているのを見かけましたが、僕が見つけた時には
約100万円で、しかもすでにSOLD OUTでした。

しかし、今回
リプロダクション（複製品）ではありますが
入荷できることになったのです！

リプロダクションでも市場でほとんど見かける事なく、
かなり貴重です。

「な〜んだ！リプロダクションか！」と思ったあなた、
人生には時には妥協も必要です。

これは美しき妥協なのです！

リプロダクションですから当然、
今の所はコレクターズアイテムとしての価値は
全くありませんが、この歴史に残る
最高にカッコいいデザインをお部屋に飾った所を
想像してみてください。

今、あなたは２つの別れ道の前に立っています。

一生、手に入れることのできない
オリジナルを想像の中だけで楽しむのか？

リプロダクションを手頃な価格で
手に入れて、毎日眺めて楽しむのか？

あなたには賢い選択をしてほしいと思います。

そしてアンオフィシャルのリプロダクションですから
暫くすると生産は終わってしまう可能性は極めて高いです。

最後にポスターのデザインに少し触れてみたいと思います。

LONDONS MOST NOTORIOUS BAND！
(ロンドンの最も悪名高きバンド！)

このベタで胡散臭いキャッチコピーも
マルコム・マクラーレンらしくて最高です！

ピストルズの国外初ライブだったので、
マルコム・マクラーレンもかなり気合いが
入っていたんでしょうねぇ。

このポスターから当時の熱気がビンビン伝わってきます。

ショッキングピンク/グリーン/青紫の
カラーリングも最高ですし、「ステンシルで作ったの？」
とも思ってしまうチープな字体は
今みても全然イケています！

額縁 Eternity Whiteで額装した場合

額縁 Eternity Pinkで額装した場合

額縁 wabisabi charcoalで額装した場合

斜めカットは画像のようなカットになります。